セミナー最終回の報告

vianca

2006年10月15日 22:43

静岡市あざれあの「手をあげたい女性のセミナー~発言力Upトレーニング~」の講座は、6日の4回目で終了して、修了証書をいただきました。



この日は、プレゼンテーションの練習ということで、グループに分かれてテーマを決めました。
「なるべくまとめやすいテーマで・・」という講師のアドバイスの元、何にしようかしら?と考えていたら、
「いじめを取り上げたい」という方がいらして、「いじめ」を取り上げることになりました。
子どもを中心ではなくて、「子どもにトラブルが起きたときの母親の立場はどうなるか」をテーマにしました。
イソップ童話の「北風と太陽」を例にした手法で、夫の家族と同居しているひとりの方の事例を元にすると、子どもにトラブルが起きたとき母親には、夫、夫の両親、子どもの友人の親、教師・学校、地域の人達などのたくさんの北風が吹き付けます。「子育ては、母親の責任」という観念が、まだまだ強い社会です。

ふたりのメンバーが、このとき初めて「子どもがいじめられた」という体験を話してくれました。
私たちの発表のあとの質疑応答では、メンバーの中から次々と「子どもがいじめに遭った」という体験が続きました。
学校がいじめを認めてくれない、相談をクレーム扱いする学校、相談窓口がわからない、子どもを支える母親の立場が理解されない、いじめ体験の心の傷は子どもも親も何年経っても癒えないなど・・共通の思いを抱えていました。

まだまだ表面化しない「いじめ」がたくさんあることを、再認識しました。

先ほど、某TV局から問い合わせがありました。
福岡でまた「いじめ自殺」が起きたことで、「いじめ問題を取り上げたいので、取材に応じてくれるいじめに遭っている子どもを探しているので、紹介していただけませんか?」ということでした。
簡単に取材を受けることができる子どもはいません。だからこそ、いじめが深刻な状況にあること、何か解決に結びつくことができる具体的な提案をひとつでも取り上げてほしいと話しをしましたが、映像にならないとTV局は取り上げるのが難しいようで残念です。

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