主治医の証人が採用されました!

vianca

2006年04月20日 09:27

裁判所が、主治医の証人を採用しました。

裁判長から、もう一度証人採用の必要性を問われましたが、裁判長が「主治医の専門的な意見を聞いてみたい」と、最終的な判断を下してくださり、採用となりました。

次回の主治医の証人尋問を最後に、東京高裁での裁判は結審することになりました。
予定では、6月5日ですが、主治医の予定を確認してから確定します。

法廷での裁判が終わったあと、別室で裁判長と話す機会が設けられました。
法廷では、私達が裁判長と話す機会は、与えられていません。弁護士とのやり取りのなかで、どんな人柄の裁判長なのか?と、感じることしかできません。

まず、裁判長は「この事件は、大変な事件でしたね」と言ってくださいました。
偶然ですが、裁判長は東京地裁で、我家が依頼している弁護士が関わっていた民事裁判で、太郎と同じ暴行傷害でPTSDを負った少年の裁判長だったことがわかりました。
この裁判長は、彼の話を法廷外で長時間に渡り聞いてくれて、心の傷について理解することに努めてくれたそうです。加害者少年達に、彼の気持ちを伝えて反省を促すなどの、それまでにない働きかけをしてくれた裁判長だったと聞いていました。

太郎の今の気持ち、いまの生活の様子などを、丁寧な口調で聞いてくださいました。
地裁の裁判長と違って、私達の質問にもきちんと答えてくださり、いくつかの要望も伝えることができました。
最終的な司法の判断は、まだどうなるのかはわかりませんが、太郎にこのような声をかけていただけたことは、救われた思いがしました。

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