子どもの問題は、家庭の問題?
6日は、浜松市総合計画の市民モニターの評価ワークショップに参加しました。
昨年に引き続き、今年2回目です。
今回は、各課が出した事業評価について、市民が質問したり意見交換をして、評価点数をつけるという形式でした。
昨年と形式が変わっていたので、質問の回答にも意見交換にも充分な時間が配分されていなくて、評価は難しいと感じました。
今朝の静岡新聞で
、「評価点数」だけが公表されましたが、この点数評価をみて、市民の皆さんはどう思っているかしら?と、気になるところです。
私は、子ども支援に関わる分野を選び、社会福祉部や子ども家庭部、学校教育部に参加しました。
限られた時間の中でも、社会福祉部や子ども家庭部では、事業評価について意見交換が行なわれましたが、学校教育部では数個の質問の回答のあと、何の話の脈絡もないところで、突然あるモニターが「私は、子どもの問題は、親と家庭に問題があると思う!!」と発言しました。
教育の話をする場では、よくある発言ですが、なぜ今回の事業評価という目的の中で、それも教育のところだけでこのような発言がでるのか不思議でした。
確かに学校現場でも親の対応に困っている、問題を抱える家庭の子どもの対応に困っていると聞きます。モンスターピアレンツという言葉も使われて(今は、TV番組ができるほどですし)、「親がダメ!」という言葉に頷かれる方が多いのが現実です。
でも、この一言ですべての問題を棚上げしてしまおうしている大人で、親でもなく、子どもに関わっていない人がいるのでしょうか?「親が」ではなく、すべての大人が考える問題として、市政にも挙がっているから、私たちも一緒に考えていく立場にあるのだと思っています。同じように考えているというモニターの意見もあって、ほっとしましたが、子どもの育ちにとって家庭が大切な場所であることも確かです。
でも、現状では家庭に居場所のない子どもや養育できない親もいるので、子どもに必要な支援を考えるという視点で考えいくことが大事なことに変わりないと思います。
最後の大学生のモニターから、「子どもの意見は取り入れていますか?」という質問がありました。
次回から、子どもが関わる施策や事業には、子どもモニター制度を導入することも必要だと思いました。
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