どう変わっていくんだろう・・

vianca

2007年09月12日 12:56

毎年、2学期の始業式前後に起きている子どもの自殺。
今年は昨年と比較にならないほど、社会面の小さな記事で掲載されているなぁと思っていました。

昨日も、大分県での高校生の自殺が、あったようです。
昨年の過熱しずぎた報道には、マスコミ関係者自身が報道のあり方を問う場面もありましたが、これからはどう変わっていくのかしらと考えていたら、いじめ自殺で子どもを亡くした友人から電話ありました。

子どもが通っていた中学校で、自殺があったことを知り、ショックが大きい。
自分が子どもの経験を通して、地元で活動してきたことが生かされていないのか?

と、同じことが繰り返されたことへの悲観的な思いは、私も同じ。

友人が知ったきっかけは、人伝いに聞いた話しで、新聞等で報道されていなかったことを聞きました。
地元でも、表面化していないそうです。
いままでも、報道されていない、子ども達の自殺はたくさんありました。
公にならないことで、きちんと事例について検証されていかないと、また同じことが繰り返されることになることを、友人は一番危惧しています。

亡くなった子どもの親は、どんな思いでいるのでしょう?
周りの子ども達は、どんな思いでいるのでしょう?
学校・教育委員会、先生達は、何をしているのでしょう?
と、自分たちに起きた出来事を振り返ると、様々な感情が噴き出てきます。
早期に適切な対応が取れれば良いのですが、まだまだきちんとしたシステムが出来上がっていません。

経験者である私達だけが、声を挙げてもできることは限られています。
教育再生会議・文部科学省は、学校・家庭・地域の連携を提言しました。
いじめ自殺に限らず、子ども達に起きている問題には、周囲の方に、関心をもっていただくことが必要です。
事実をきちんと調べてくださいと学校にお願いして、報告から見えてきた問題や課題を一緒に考えましょうと提案してみてください。


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