気になる記事ー家庭の経済格差と子ども達ー

vianca

2006年03月21日 19:09


朝日新聞の朝刊一面「分裂にっぽん」の記事が気になりました。

公立の小中学校で文房具代や給食費、修学旅行費などの就学援助を受ける家庭が、大阪・東京は25%以上ともっとも高く、就学援助を受ける家庭では、子どもが携帯電話やゲーム機は持っているけど、家庭に本やパソコンや学習机がない家庭があるそうです。

どのくらいの収入の人たちが、就学援助を受けているか気になると、例として、自営で手取り30万、3人の子どもがいる家庭が、就学援助を受けて、中高一貫の公立中学の受験の塾代を捻出したが、受験は失敗したと書かれています。

一方で、経済的に恵まれている、成績トップクラス受験組の生徒が、受験ストレスで公立小学校のクラスを崩壊させたあげく、本人達は有名私立中に進学した。難関中に合格した息子のメールに、「成績が良い男の子をつないでおいた方が良い」という母親間の話題にのった、女子生徒からのメールが大量に届いていたということも書かれていました。

記事の最後に、「家庭の経済力の差が、学力や進路を左右する。人生の出発点からハンディを背負い、夢や意欲をもつことができない子ども達がいる」と書かれていました。

うーん、みんな同じ経済力を持つことは無理だろうし、家庭における親の価値観の違いもあるし、「ハンディ」という言葉でが、私は気になりました。

確かに、経済力によって、できることとできないことはあるかもしれないけれど、それだけで結果に繋がるような保証があるわけでもないし、人生が決まるものではないと思います。

裕福な家庭に育ったことがないので、裕福がどういうことなのかはわかりませんが、期待が大きくなるのも大変なことのようです。

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