東京高裁の帰りの新幹線で、遅い昼食は、深川めし。
ちょっとイライラしてるから、やけぐいだぁ!
和解を勧めたい裁判所に、私たちが望む和解案を提示しました。
今日は、その和解案に対して、裁判所と加害者少年達の代理人と協議を取り交わしました。
私たちは、加害者少年は全部で11人いるから、それぞれの責任は違って当然と思っているので、どうして、その行為に荷担したか、いまどう思っているのか、反省しているのか、ひとりひとりに聞きたい、太郎の心を傷つけたことを認めてほしいと書きました。
裁判所で行われる通常の和解は、簡単な謝罪と賠償金額の提示という、被害者にとっては納得のできないものです。
裁判所にも少年達の代理人である弁護士からも、私たちが望む和解は「できない」と言われました。
判決では、多勢に無勢で、加害者少年達の嘘が認められる可能性が大きいから、和解して謝罪をもらうことが、太郎にとって良いのではないかという話が出るけれど、何に対して謝罪をするのかわからないまま謝罪されても、少年達の本当の反省には繋がらない。
裁判官は、東京の裁判所まで加害者少年達を出廷させることは、「社会的制裁」になるというけれど、その程度の制裁は、太郎の被害に比べれば、たいしたものではないし、人を傷つける行為をしたならば、多少の制裁を受けることは当然なこと。
加害者少年達が嘘をついても、
太郎が受けた暴行や自宅に押しかけてきた少年達の行為は、たとえ加害者少年達の嘘を覆すことができる証拠提出ができないから、裁判所で認めらることができなくても、事実が変わるわけではない。
学校と大人の無責任な対応が、彼らを守っているのかもしれないけれど、また反省する機会を失わせてしまうことで、彼らの心からもこの事件が終わることはないと思うと、私たちは裁判官に伝えました。
次回の7月10日の結審まで、加害者少年達の返事を待つことになりました。
少年達の弁護士と両親は、どう大人の責任を果たすのだろう・・・。