久しぶりの更新です。
書き留めたいことは、たくさんありましたが、いくつか起きた事件や出来事について、報道や様々なを見聞きすればするほど、子ども達に起きている問題に、目を背けている社を強く感じてしまいます。
一人ひとり、ひとつひとつ違うケースを、私が知ることはできませんが、結果だけが伝えられるなかで、安易な結論に結びつけてしまう意見が飛び交う傾向が強くなってきたようです。
誰しもが、当事者になる可能性があるはずなのに、どうしたら同じことが繰り返されないかが見えてきません。
そんな中でひとつ書くとしたら、4月22日の山口の母子殺人事件の死刑判決が言い渡さたあと、記者会見した本村さんが話した中で、一番重みがあると私が感じたところを、ニュースから貼り付けてみます。(毎日jpより)
記者の「常に葛藤し続けてきたという思いを述べられていましたが、今の気持ちを」という質問に対して
私はこの事件にあってからいろいろ考えておりますけれど、やはり刑法っていうものは社会秩序を維持するための目的を達するための手段だと思っています。
死刑という大変重い判断が下されましたが、これで終わるのではなくて、私たち遺族もこの重い判決を受けて真っ当に生きていかなければいけないと思いますし、社会のみなさまにも、どうすれば犯罪の被害者も加害者も生まない社会を作るのか、どうすればこういう死刑という残虐な、残酷な判決を下さない社会ができるのかを考える契機にならなければ、私の妻と娘も、そして被告人も犬死だと思っています。
死刑の存廃等の問題が騒がれるようになるかもしれませんけど、刑罰はどうすれば私たちが安全な環境を作れるかということを考える契機にならなくてはいけないと思いますので、そういった方に社会が向いていくことを望みます。
被害者・遺族としての感情でいえば、加害者に厳罰を望む気持ちはなくならないと思います。
でも、事件と向き合ってきた被害者や遺族になってから見えてくる現状から、厳罰化だけではこの社会から事件はなくならないいうことがわかってきます。
同じような思いから、子ども達の心と問題に向き合い、理解を深める子ども育ちシンポジウムを、フリースクールドリームフィールドが開催します。子ども育ちレスキューネットも共催します。
「ー個性ある子どもたちが輝く社会へ ~不登校、いじめ、少年犯罪から大人が学ぶべきこと~ 」
日時:5月25日日曜日14:00~17:30
場所:浜松市立県居公民館
詳細は、
子ども育ちレスキューネットのブログへ