親の会通信ー浜松登校拒否親の会

15日は、子育て文化協同全国集会の実行委員会に参加しました。実行委員会では、報告書の作成を進めています。

集会が終わって、準備に追われることなく、実行委員間でいろいろな話がゆっくりとできました。
浜松登校拒否親の会では、「親の会通信」を毎月発行しています。
毎号、定例会の報告から始まり、講演会のお知らせや新聞記事、全国各地の寄せられるメッセージなど、中身の濃い内容です。

3月号には、昨年10月に浜松市の教育委員に就任された中野和子さんが、不登校の経験があったことから、2月に親の会の定例会に参加されたことが掲載されています。
経験者でなければわからない思いが、中野さんの言葉にははっきりと現れています。教育委員として中野さんは、「不登校に絞って考えて行きたいと思う」とおしゃっています。中野さんの不登校の原因の中には、いじめがありました。
ご自分の経験から、子ども達の辛い思い、家族の苦しみを知っている中野さんが不登校について関わることで、学校復帰を目標に上げている現状の不登校対策から、子ども達ひとりひとりにあった対策に変わっていくことを期待したいと思いました。。

子どもの「家庭内暴力」について、Fonte188号(不登校新聞2006年2月15日発行)の記事が掲載されていました。概要は、次の通りです。

「子どもの家庭内暴力は、加害者のようで、実は親や学校などおとなの力で抑圧された『被害者』なのです。
思春期からの家庭内暴力は、親などに対し、過度に密着せず、適度な距離で自分の存在を認め、不安な気持ちをわかってほしいと訴えるシグナルです。
DV(ドメスティック・バイオレンス)の対処法としては、犯罪性を明確にし関係を断つのに対して、子どもの家庭内暴力は、親子の適切な関係の再構築が必要なのです。家族に暴力を振るうとき、子ども自身も悲しく傷つくので、暴力を回避するために適度の距離をとる方法もときには必要でしょう。」
弁護士 多田元氏


適度な距離を取るといっても加減が難しい。特に親が不安だったり、辛い思いがありすぎると、子どもに過度な密着をしてしまいそう。ひとりや家族だけで問題を抱えることは、悪循環を作り出す要素は大きいと感じています。

このような記事を両親が読んでいたら・・少年は事件を起こさなかったこもしれない・・世田谷の放火事件の少年のことを、考えてしまう記事でした。


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