今日は、静岡地裁へ、裁判の傍聴に行きました。
昨年、
卒業アルバムに元担任に厄介物という意味の「黒い羊」の寄せ書きをされたB子さんの初公判です。
この事件に対しては、県弁護士会の人権擁護委員会の調査で、B子さんの人権侵害が認められて、「市教委が適切な措置を講じなかったことが人権侵害に当たると判断した」「中学に対しては別室登校の原因を十分調査せず、適切な措置を取らなかった責任は極めて重いと指摘した」 と勧告しました。
しかしその後、全く学校からの連絡はなく、謝罪もないことから、提訴することになったと聞きました。
B子さんは、未だに大人が近づくと恐がり、外出も思うようにできない状態にあります。
B子さんが、不登校になった原因は、中1のときにこの担任が、ある日突然、「障がい者の兄がいるこだろう。お前も障がい者」だと言って、暴力を振るわれたことにある。
兄は、自分に妹のB子さんがいじめられた原因があると、今も苦しんでいる聞きました。
しかし、被告の静岡市側は弁護士の出廷もなく、訴状内容については「棄却する」という簡単な答弁書を提出しました。
B子さんのお母さんは、「間違いを認めて、謝罪してほしい。嘘をつかないで!」と言っていました。
裁判を起こしたくて起こした人は、私の仲間の中にも、ひとりもいません。
どうして、裁判を起こさなければならなかったのか、多くの方に関心を持っていただきたいと思います。
次回は、2月5日、午後3時から(静岡地裁6号法廷)
静岡市側からの詳しい答弁(反論)が、提出されます。
☆訂正・・B子さんは、「不登校」ではなくて、3年間「別室登校」でした。
申し訳ありません。
えーーー、あの事件、静岡でしたかー。
ひどい話だと思っていました。
訴状について、棄却する?
どういう事でしょう。。
>mo-moさん
裁判になったら、闘うしかないって感じでしょうか。
ずーっと、責任逃れできていたようですし、聞けば聞くほど酷いことが繰り返されていたようです。これでは、学校は認めるわけはいかにないでしょう。
組織と個人は、闘う上で条件の差が大き過ぎます。情報隠蔽だってやるし、嘘の付き方も、半端じゃないし。形式的に勧めていくことだけで、何も痛むところはないし。
こっちは、学校の情報・証拠は思うように入らないし、教えてもらえなしで。不利なことばかり。権力になびく、人もまだまだ多いしね。
そうなったら、個人の問題にされちゃうし。
これはメディアに助けて貰わないと駄目じゃない?
特にテレビとか。。
もちろんB子さんの気持ちが大切だけど・・・
らちがあきそうに無いですね、それじゃぁ。
>mo-moさん
マスコミが、初期から取り上げてくれています。
しかし、裁判が始まると中立の立場になるから、事実関係についての報道は控えるようになります。
今後は、一緒に活動して、大きな問題の背景や被害の現状を伝え行くことになると思います。
私も今朝の報道(テレビ朝日)でその件を知り、愕然としました。経緯の詳細はまだ解りませんが、在学期間中まともに扱ってもらえず友人もできないままで卒業したと伝え聞いていますので、その子の精神に何かしらの悪影響が出て当然でしょう。憲法で保障されているはずの「教育を受ける機会均等の権利」すら、不当に侵奪されたのです。その子の、なんらかの救済策が出る事を熱望して止みません。
それにしても、加害教員はさっさと「依願退職?」で逃げている様子で実に腹ただしい。「依願」ということは、退職金も頂戴しているであろうが、いたいけな少女を、いわれの無い不当な理由で丸3年もいたぶり続けておいて、そしらぬ顔で退職金を貰う神経が理解できないですよ。まったく!
はじめまして
教員は、マスコミに対してこのように思っているようです・・・
http://plaza.rakuten.co.jp/papa33mama66/diary/200610310000/
「子どもたちのことを本当に思うなら
マスコミは聖域(学校)に土足で踏み込むな!」と・・・
>史跡群さん
コメントありがとうございます。
担任は、依願退職して退職金をもらっているそうです。依願退職=制裁となるというのが、学校長の考えらしのですが、納得できる人は少ないでしょうね。
B子さんは、傷つけられて権利も奪われて、今もこれからも心の傷を負ったままなのに。これで、責任をとったということには、ならないことは明白だと思います。
>サダさん
ブログを読みました。
立場の違いと言えばそれまでですが、これだけ大きな問題になっても、学校、先生の意識はなかなか変わらないんですね。
うちの事件のときも、先生達は毎日遅くまで学校にいると言っていました。だから、何か解決する方法を考えてくれていると思っていましたが、自分たちのための対応に追われていたようです。
教育委員会との連絡や職員会議等、事実は教えてもらえないし、報告も中身のないものばかり。私達が伝えたことは、肝心なところには伝わってないし、加害者少年達も先生の指導したことはほとんど覚えてないと裁判の中で言ってました。
教員が忙しいからという理由で、子ども達が傷ついたり、亡くなってしまうのは仕方がないって言われているようで、いつもこのような意見には怒りを感じます。命や心が大切というならば、一番大切なものを守るために、何を優先させるべきかもっと考えてほしい。
この事件、気になっていました。
今朝の新聞に出ていて、こんなにひどい話だったんだ!と驚きました。
障害のある人を排除しようとする異常な行動の裏側に、この先生の抱える問題が隠れているのかもしれません。
きちんと自分のしたことを受け止めて、謝罪ができる人間になって欲しいと思います。
B子さんとお兄さん、ご家族の皆様の苦しみや悲しみを思うと、本当に切なくなります。味方が沢山いるんだと知って欲しいです。
傷口をあえて見つめなければならない「裁判」に訴えなければならない程の「思い」を、正面から受け止め見つめられる「教育者」が育つことを願います。
今日マラソン大会だったんだけどあるお母さんから「子どもが先生に対してあまりいいことを言わない。言ってあげようか?というと‘先生の仕返しが怖いから言わないで・・・‘という」といわれた。
その先生に対しては、子どもの担任になった当初から、いろいろ言っていたが、だめだ!校長もわかっていない。
この方の問題は氷山の一角でしょうね。
>ぴよぴよさん
お母さんから、ご家族の話を聞いていると、本当に辛いです。
裁判を起こすことは、いろいろ考えてからのことです。
このブログを、B子さんもお母さんも見てくれているそうです。
皆さんの気持ちが、伝わると思います。
>おかみさん
同じ問題は、どこにでもあると思います。
この元担任の問題が、後からたくさん出てきました。前任校での問題もあったのですが、学校は寄せ書き事件が起きるまでは、認めず隠していたんです。
事件後の吹き出た問題も、いまはB子さんだけの問題にされていることが問題だと感じています。
引き続き、裁判傍聴を通して報告をしていきますので、多くの方とともに考えていけるようになることを願います。
現在、「朝スバッ!」でこの問題が取り上げられております。未だにこのような非人間的教師がいるのかと思うと憤りを感じます。
自分も小学校6年当時の担任がこのような輩でした。自分の場合ははそれに歯向かってわが道を行ったことで、さほど問題にはなりませんでしたが、B子さんのような心優しい方には言葉では言い表せない苦痛だったと思います。
それに対して全く謝罪しない静岡市、学校、元クズ教員は許せません。彼女に対して申し訳ないという気持ちがないのでしょうか。無論謝罪すれば済むという問題ではありませんが、まずは公式にちゃんと謝罪すべきです。それが、彼女の今後の人生に影響してくると思います。
特にこの元教員は一生を懸けて償うべきです。
viancaさん
ブログを読んで、感想も書いて頂きありがとうございました。
この教師に、その考えは間違ってますよ。と訴えたのですが、
まったくとりあってもらえず傷心しておりました。
viancaさんのお返事とても励みになりました。
ありがとうございました。
>デンセンマンさん
コメントありがとうございます。
「朝ズハ!」はみてませんが、事実は変わらないので、裁判になっても争うのではなくて、歩みよることができることを願いたいのですが・・。弁護士も、そのような方法があることを、考えてほしいと思います。
>サダさん
立場の違いとはいえ、一番傷ついているのは、彼女です。
どうしていけばいいのか、言い訳ばかりでは解決しませんね。
忙しいのはわかるけれど、本当に必要なことなのか?って、裁判を通して、考えることがたくさんありました。
自分たちで職場改善をしていきたいと訴えることができないという先生が多いです。子ども達と関わりたいけど、できないって、被害者に訴える先生達。同情を求められも・・と思うことが何度もありました。
こんにちは、viancaさん、ブログを訪問していただきありがとうございました。仲間の「きょうだい」たち60名ぐらいにも、この裁判についてのお知らせを流しましたので、いろんな立場の「きょうだい」たちからの意見をお届けできるといいなと思っています。次回の裁判報告をお待ちしております。よいお年をお迎えください。
>とんがらしさん
心強い、コメントをありがとうございます。
ひとつの事例には、いろんなことが絡んでいます。
でも、ほんの少しの思いやりの心があれば、大きな問題にならないのに・・と思うことが多すぎます。
たくさんの方達の支えは、B子さんにとっても、ご家族にとっても大きな支えになると思います。
とんがらしさんも、良いお年をお迎えください。
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