知る権利①

どうして、知ることができないんだろう?

事件直後から、抱いた大きな疑問。

我が子に起きた出来事について、詳しいことを「知る」ことができなくて、納得できる親はいるでしょうか?

学校で何かあったんでしょうか?
どうしてこんなことが起きたんでしょうか?
いじめた子は、どんな生徒だったんでしょうか?
学校は、いじめに気がつかなかったんでしょうか?
いじめは、防げなかったのですか?
いじめた子に、どういう指導をしてくれましたか?などなど・・

最初に、知りたいと思う当然のことが、「わからない」「普通の生徒でした」「いじめに気がつきませんでした」「指導は任せてください」「プライバシーに関することは、お答えできません」と言われて、納得できる親はいないと思います。

しかし、学校では「学校事故報告書」「生徒指導委員会記録」「職員会議録」「学年会記録」、そして「市教委への報告書」など、様々な記録や報告書が作成されています。学校集会、学年集会、ホームルームで、生徒にも話していることやPTA役員に報告されていることが、当事者にはどのような事が伝えられたのかも教えてもらうことできません。

このような、学校の初期対応は、学校への不審を抱く大きなきっかけとなって行きます。
情報を得ることができないことは、どんどん学校との信頼関係を失うことになっていきます。

「学校事故報告書」があることをある遺族の方に教えてもらい、1月26日の「学校事故報告書」のみ、情報公開制度を利用して見ることができました。2度に渡り、「学校事故報告書」以外の事件に関わる記録の全ての公開を求めましたが、この1枚の「学校事故報告書」以外、開示されることはありませんでした。
「学校事故報告書」は、事実関係が大きく違っている内容が報告されています。
訂正を再三にわたって求めましたが、「訂正はできない」と言われました。

裁判を起こして、いくかの記録が証拠として、浜松市から提出されました。
しかし、私たちが開示請求した事件直後の「職員会議録」は、各職員のメモ程度ということで提出されず、「学校日誌」は存在しないということで、未だ開示されていません。

学校は、「警察ではないから、捜査はできない」と言いますが、「報告書」は誰が調査をして、誰が事実を確認して、どのように判断して作成されているのかわかりません。

我が家にはもちろん報告書に作成にあたっては、確認は行われませんでしたが、加害者となった生徒達と保護者にも確認は行われていません。

報告書作成に当たっては、当事者が関わること、確認することが必要だと考えます。
報告書は、同様の事件・事故、いじめや子ども達に関わる全ての出来事に対して、再発防止に繋がるために生かされるものであってほしいと考えます。


















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