静岡にもチャイルドラインが開設

21日の静岡新聞朝刊の社会面を大きく飾る、静岡県にチャイルドラインが開設するという記事です。

県内にもチャイルドライン 喜び、悩み電話で共有

チャイルドライン開設に向け、話し合う関係者。孤独な子供を救う一助に=藤枝市駅前の静岡家庭教育サポート協会

いじめ、自殺、性、恋愛―。子供の喜び、悩みに耳を傾ける専用電話「チャイルドライン」が5月、県内で初めて開設される。「大人が話を聴くことで、子供の喜びを倍増させ、悲しみを半減させたい」と準備を進めるNPO法人静岡家庭教育サポート協会(藤枝市)。「誰かとつながっていたい」と望む子供たちの“小さな叫び”に寄り添う。
 同協会は1年前、開設準備を始めた。「年々、子供を取り巻く環境は悪化している」と理事長の志水和子さん(60)。不登校の子供のサポート、引きこもりの子供を持つ家庭への訪問などを繰り返す中で、孤独で話し相手を欲する子供の存在を実感するという。大人が忙しく、子供の相手をする余裕がないとも感じた。
 県内でのチャイルドライン開設を勧めたNPO法人チャイルドライン支援センター(東京)によると、チャイルドライン開設団体は現在、62(33都道府県)。相談件数(全国合計)は2006年度で約13万件に上った。
 いじめられ、1人で泣いてきたが、つらいことを誰かに分かってほしかった。クラスメートから無視され、学校に行くのが怖い―。一方で、好きな人に思いを告げたらOKでうれし泣きをした、と弾んだ声も聞かれたという。同センター事務局は「子供の思いをしっかりと受け止めたい。将来は全都道府県に置く」と強調する。
 志水さんは「(チャイルドラインは)行政の電話相談とは違い、大人の説教はない。全県に活動を広げたい」。総務の鈴木嘉乃さん(43)も「開設に向け、チャイルドラインをPRしたい」と力を込める。
 
同協会は26日午前10時から、グランシップ(静岡市駿河区)でチャイルドラインの啓発講演会を開く。講師は松本哲駿府学園長(同市葵区)。問い合わせは同協会[電054(646)5201]へ。
 

チャイルドライン 18歳以下の子供の電話を受け、大人の考えを押し付けず、話を聴くのが特徴。NPO法人チャイルドライン支援センター(東京)によると、1970年ごろに北欧で始まったという。日本では98年、東京・世田谷区で初めて開設。全国の相談は年々増加し、2005年度に10万件を超えた(約12万件)。男子は高校生、女子は小学生からの電話が目立つ。学校生活、家族、性などが主な相談内容。


県内での開設準備が進んでいることを、昨年神奈川のチャイルドラインの方から聞いていました。
神奈川、愛知にあって、中間の静岡になかったチャイルドラインの開設は、子ども達にとって、先生や親に話せないことを、安心して話せる場所になると思います。
話を聴くのが特徴のチャイルドラインにも、子どもからのSOSや対応が必要な相談があるときは、ネットワークを通じて支援にあたっているそうです。
県内でも、ネットワークが繋がっていけるようになっていけるように、私達も関心を持っていきたいと思います。






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