週末は、母の命日に合わせて、御殿場の実家に帰っていました。
1日は、御殿場でも昼間の気温が24℃という暖かさ。ニュースで、静岡市で31℃だったと知りました。
母が眠る富士霊園は、桜の名所ですが、20年前はゴールデンウイークが見頃だったのが、ここ数年には4月中旬頃になり、そして今年はすでに開花し、1~2分咲きでした。
数年間、富士霊園でお花見を楽しむことができずに、残念な思いでしたが、今年の異常と思える早咲きには素直に喜べませんでした。異常気象?の大きなしっぺ返しがくるようで・・。
以前に、ご主人の過労死労働災害認定を求めて民事裁判を起こしている犬飼洋子さんから裁判所宛の
「ひとことメッセージ付き要請はがき」には、多くの方のご協力をいただきました。その裁判の判決が、3月30日に長野でありました。
インターネットを繋ぐことが出来ない実家で、気になっていた判決を、帰ってきて知りました。
判決は、洋子さんの訴えが
棄却されました。
ご主人の敏彦さんは、死亡する以前の320日間に9回、計183日の海外出張をして、亡くなる前の47日間のうちは43日出張。完全な休日は2日で、最後の東京出張は海外から帰国後、1日半しか休まずに向かったのに、判決では「多数の出張をしているが、長時間の時間外労働は認められず、くも膜下出血を発症させるほどの過重な業務だったとは認められない」とし、「死亡前の飲酒が誘因になった可能性が十分考えられる」と、被告側会社の主張を全面的に採用しました。
洋子さんは、ご主人の多忙さと体調不良を身近でみていて、心配していました。
家族の証言より、、「死亡前の飲酒が誘因になった可能性が十分考えられる」という推測で、亡くなった人に原因があるというように、決めつけられてしまうなんて・・。悔しい!!
須藤さんの判決といい、おかしいことだらけ・・・。
人の心が歪んでいくことで、優先されるものが変わっていくうちに、大事なものを失っていると感じます。環境破壊だって、そのひとつだと思います。